大神 絶景版 クリア

プレイ35時間。犬的な動物が主人公の3Dアクション。前からやりたい思ってたのをついにプレイ。


序盤はまあ、題材がちょっと変わってるアクションゲーム程度の認識。
多数の日本お伽話をモチーフで、筆しらべという線でなぞって技を繰り出すという。
ただ最初に「大神降ろし」を見たときはドキッとしたな。
どんどんと自然が広がってゆくシーンが美しくて見事だった。


中盤に行くにつれ手応えが。ダンジョンはボリュームあるし、
ライフと胃袋への幸玉使用を縛っているせいか戦闘もそれなりにキツい。
特に鬼ヶ島は重苦しい展開と雰囲気でドギマギしながらプレイしたなぁ。


終盤は相当楽しい状態に。筆しらべの使い分けで戦闘に躍動感と彩りが出たし、
地味に深い設定や重厚なストーリーにのめり込んだ。雰囲気の表現が上手いんだよな。
そして何よりラスト常闇ノ皇戦での演出。反則だろこれは。泣くに決まってる。
バカ一な元気玉展開と言えばそれまでだが、まあ音楽と合わさってテンション最高潮。
また最後の戦闘でアマテラス自身の技である光明が活躍するってのがたまらんわ。激アツ。
なんというか、こういう感動は洋ゲーじゃ決して味わえないだろうな。


お伽話を土台に作り込まれた設定・ストーリー、和テイストなBGM、
美麗で水墨画のような風景や町並み、筆しらべという自然を利用した独特の戦闘システム。
どの要素からも感じられる統一された和の雰囲気が素晴らしかった。
いやあ、これは最後までやるべき作品だね。ごちそうさまでした。