惑星のさみだれ

たぶん2chかどっかのオススメスレから拾ったんだと思う。
一言で言えば能力バトル漫画なんだが、他にはない魅力があってかなり面白かったわ。


まず物語の構成が上手い。10巻の中で、敵12体+ラスボス+裏ボスを綺麗に組み込んでる。
そしてそこで活躍する12人+1人の仲間たちがまたイイ。
性格的・年齢的・能力的な切り分けがよく出来てて、キャラクターを追っていくのが楽しいんだわ。


最強だった半月、ライバル三日月、ニートリーダー東雲、3強の攻撃タイプ白道、最強能力の風巻、
最強の矛である昴・雪待、リア充コンビの太朗・花子、闇持ちの太陽、師匠こと秋谷、
そして決して最強ではない主人公雨宮と、最強である主人公さみだれ
あ、なんか最強が4人もいるw それだけ能力の見せ方・際立たせ方が上手いんだよ。ここが一番の評価点。


「幻獣の三騎士」の設定は上手いなぁ。てっきりそういう獣が登場するのかと思ってたら、
12体中3体のみが黒竜・霊馬・神鳥のそれぞれ決まってる枠で進化するのな。
馬に角生えたときは笑ったわw


後は世界観のシュールさっていうのかな。日常を描いている中のファンタジーだったり、
ビスケットハンマーやらブルース・ドライブ・モンスターのギャグとも思える非現実感だったり。


思えば後半になるにつれ、どんどん面白くなっていったな。世界設定もさることながら、
キャラの活かし方が上手い作品だったわ。非常に面白かったです。