円環少女 10巻

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円環世界の超高位魔導師8人の戦いがヤバい。どいつも今までのボス級以上。まさに次元が違う。
もはや無敵としか思えないような能力の連発も異常ならば、それをあっさり打ち破るイリーズはさらに異常。


10巻にしてついにメイゼルに恋心かぁ…。今まではラブラブのようでただのSっ気でしかなかったしな。
そのS気質を作り上げた魔女裁判のシーンも壮絶。母への想いがああさせたのか。


きずなは再演体系の本領発揮。登場する度に謎な能力だか、今回は歴史操作に加えて、
選択されなかった未来を武器にして投げました。訳分からんが円環はある意味それがイイ。


・「今はごはん中でシタか」
 薄っぺらすぎてうさん臭い王子護の笑顔に、蓋をするように、ドアを閉めた。
・「……おねいちゃん、これ、おいしくない」 舞花が、からんと皿にちいさなあめ玉を吐き出した。
 口の中であめを砕くおとなたちが、みんな道化になった。
・これが、スキだということだと思った。
 恋をしていた。