魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語

とりあえず素晴らしく面白かった。なんという濃密な2時間。作品世界にハマったわ。


作品は大きく分けて3部構成だな。
最初は誰もが夢に見たような魔法少女の物語。
仲間5人が協力して、因果や呪いなんてなくて、全てがプラスに向いた幸せなお話。
てか俺が本編に望んでいたよこの展開。なんかもう嬉しくてニヤニヤしっぱなしだったわ。
とは言っても、相変わらずの犬カレー空間だから気持ち悪さは変わらないけどw


ほむらはループしてないし、杏子は学生だし、QB喋らないし、マスコット増えてるしで
この時点でもう既に混乱。完全に別の世界なのかなと。


次は、ほむらが閉鎖世界に気付いて抜け出すまでの物語。
抜け出せない世界の気持ち悪さがすげぇよ。ここはまさにシャフトで良かったと思える点だわ。
ほむほむVSマミさんは素晴らしいね。時間止めによる弾丸軌道がカッコ良い。やっぱ虚淵だなw
そしてさすがは先輩。マミさんのほうが一枚上手だったな。こういう特徴付け大好き。
さやかが特別な立ち位置だったのが嬉しかったなぁ。彼女はなんだか応援してしまうわ。


ほむらの「魔女になっていた」発言に驚き。
なるほど見事に本編の続編だったな。まさにあの最終話にキレイに繋がってる。
にしたってQBがゲスすぎて唖然としたわ。まさか理を操ろうとするとはね。
マジで口をポカーンて開けてたw
また設定がよく出来てる。事象と化したまどかや魔女化したさやかを活躍させる上手い方法だわ。
戦闘の間で差し込まれたさや杏はイイね!なんだこの親密度。本編ここまでラブラブしてなかったろw


最後が、ほむらが悪魔になって世界を再改変する物語。「愛よ!」
いや、このまま浄化でハッピーエンド思ってたら本当に驚きの展開だよ。
これはねぇ、見事だよ。そうなんだよな。結局ほむらの願いって叶ってなかったもんな。
ハッピーでもなんでもないんだよ。虚淵は考えていなかったみたいだし、これは新房監督グッジョブ。
まどかもほむらも幸せとは言えないやるせないEDだが、なるべくしてなった展開だよなぁ。
偶然なんだろうけど、あけみ→あくまとか、OPのまどかとほむらの対峙とかもちょっと面白い。


まどマギはね、上手いんだよ。オタの肝をよく抑えてる。
キャラクターを活かすのは当然として、入り組んだ世界設定が設定厨の琴線に触れるんだよな。
これはそらヒットするわ。
まあ、俺もドストレートですよ。キャラクターの想いとそれに繋がる世界ってのはマジ大好物。
いやあ、本当に楽しませてもらったわ。どっかでもう一回見に行くかなぁ。